本サイトはアフェリエイト広告を使用しております
はじめに
みなさんこんにちは!
今回は著者:藤岡みなみ
『ふやすミニマリスト 所持品ゼロから、1日1つだけモノをふやす生活』
こちらのレビューを書いていきたいと思います。人間は便利になりすぎた結果、毎日がジャンクフードのような生活になってしまっている。そんなことを教えてくれる1冊でした。
ではでは、本日もどうぞお付き合いください。
藤岡みなみ『ふやすミニマリスト 所持品ゼロから、1日1つだけモノをふやす生活』
あらすじ
シンプルライフとはほど遠い生活をしていた著者が部屋を借り、所持品ほぼゼロの状態から、「1日1つ道具をふやす」という100日間のチャレンジを始める。1日目に敷布団、7日目に爪切り。スマホは果たして何日目!? 電子レンジは不要、タオルと毛布は心の必需品、大切なものの“普段使い”で幸福感が増す……など、生活の本質に迫る画期的な一冊。
レビュー(感想)
ミニマリストとは、「自分にとって本当に必要なものだけを選び抜き、それ以外の不要なものを極力持たないライフスタイルを送る人」のことを指します。
そして本書のタイトル「ふやすミニマリスト」はそんなミニマリストとは対比の表現をしていており、思わず惹かれてしまったのが本書を読むことになったきっかけです。私自身が若干ミニマリスト気質なので、ミニマリストというワードが目に入りやすかったというのもありますね。
本書は決してミニマリストを薦めているものではなく、著者が所持品ゼロから道具を取り出していく「100日のシンプルライフ」という映画のコメント依頼を受け、自分も実際にやってみたいと思い、何もない部屋を1部屋借りて同じ生活をするというところから、物語が始まります。
まず自分が感じたことは・・・私には無理(; ・`д・´)
ということです。でもその反面、この生活をやれる職業だったらやってみたいという気持ちもありました。
22日目に化粧水、24日目にスマホ、60日目にドライヤー等々・・・え、それ無しで生活できてたの!?と驚かされるモノが多々ありました。
ただ、よくよく考えてみると今の私たちの生活が便利になりすぎているだけで、これが本来の人間らしい生活を取り戻すためのやり方なのでは!?と感じました。
今の私たちの時間はジャンクフードになりすぎている。スマホやSNS、テレビがその最たる例。
1日1つ自分にとって「本当に必要なモノをふやす」ことで、自分の生活に本当に必要な「モノの最大公約数」が見つかる。
その最大公約数こそが、自分にとって、人間にとって本当に豊かな時間を過ごすことができるのだと教えてもらいました。
同じ生活をすることは、自分のライフスタイル上難しいところではあるけれど、まずはスマホやSNSから少しずつ距離を置いて自分の時間の使い方に向き合いたい。スマホやSNSが悪だと言っているのではなく、使い方を間違えてはいけないと伝えたい。
今のジャンクフードな日々の時間から、高級フレンチレストランのような豊かな時間の使い方ができる人間になりたい。
1人の人間が1日1つモノをふやすという生活をするだけの物語ではありますが、とても壮大な大切なことを教えてくれる1冊でした。
そして、藤岡みなみさんの言葉の豊かさにも感心してしまいました。モノを一つ手に入れただけで、こんなにも心の表現ができるのか・・・!藤岡さんの心を寄せ付ける文章力・表現力もこの本の魅力の一つでした!
みなさんも、ぜひ一度手に取ってみてください。
作品概要
著書名:ふやすミニマリスト
著者:藤岡みなみ
サイズ:文庫判
ページ数:266ページ
価格:781円(税込)
ではでは、またお会いしましょう~~